最近では、”シェアリングエコノミー”という言葉が浸透してきています。
略して”シェアエコ”です。
え?何それ?
消費者庁のホームページにはこのように書いています。
シェアリングエコノミーとは、活用可能な資産(場所・モノ・スキル等)と、それを使いたい個人等を結びつけるサービスです。
例えば、「民泊」や「レンタルバイク」などがこれにあたります。
周りを見渡してみると現在の日本には非常に多くの”シェアエコ”が存在しております。
ということで本日はその”シェアエコ”の一つである、カーシェアリングサービスについて徹底検証していきたいと思います。
目次
【結論】カーシェアvs自家用車はカーシェアに軍配
カーシェア vs 自家用車では‟週末ドライバーであれば圧倒的にカーシェアがお得”です。
実際にどれくらいコスト面で違うのかを比較しましょう。
今回は普通車換算として比較していきます。
ちなみに自家用車の年間維持費は、いくらかわかりますか?
一般的には中古車や新車で45万~60万円程度が平均だと言われています。
自家用車を持つことのメリット、カーシェアを利用することでのデメリットもありますが、
今回はそれらを省き、金銭面の観点からのお得さで勝負をしたいと思います。
後述しますが、カーシェアサービスの多くが15分単位で車を借りることが可能となりますが、仮に自家用車の年間維持費が45万円だとして、カーシェアと自家用車の損益分岐点を比較してみます。
カーシェアの一般的な利用料金は15分で約220円です。
すなわち、自家用車の45万円を全てカーシェアに切り替えたとすると、月に約43時間利用する事が可能となります。
まずはこの43時間というのが、カーシェアを利用する一つの目安になると言っていいでしょう。
週末ドライバーでは、運転する週としない週がありますし、毎日運転する方でも少ししか運転することがないというケースもあるでしょう。
実際に43時間を週ごとに換算すると約10時間/週となります。
・毎日は運転せず、週に10時間以内の人
・平日は運転しないが、週に何回かは旅行に行く人
・週末に買い物やレジャーで車を必ず使いたい人
・平日は運転するが、1回当たりの運転時間が短い人
上記に該当する人はカーシェアサービスの方がお得になります。
さらにカーシェアサービスには通常の利用料金に加えて、クーポンや長時間での利用割引があります。
そのため有効活用できれば、実際にはより多くの方が対象になるでしょう。
私も、以前までは自家用車を保有し、毎日のように運転をしてきました。その後、自家用車からカーシェアサービスに切替え、現在では、圧倒的なお得生活を得ることができています。
では、そもそもカーシェアサービスってどれくらいの料金なのか?
はたまた、どのカーシェアサービスがお得なのか?について見て行きましょう。
1:タイムズカーシェア
まずは、カーシェア最大手のタイムズカーシェアになります。
●月会費:880円/月(個人プラン)
※但し、毎月880円/月の無料利用料金がついてくるため実質無料となります
※学生プランの場合、毎月の基本料金(880円)が4年間無料です。(無料利用料金は無し)
●利用代金(ベーシックプラン)※ヴィッツ・アクア・スイフト等
15分:220円
6時間プラン:4,290円
12時間プラン:5,500円
24時間プラン:6,600円
6時間以上利用の場合 1㎞あたり16円
(2022年5月時点)
タイムズカーシェアの場合は、初期費用として月額料金・カード発行費用がかかります。
月会費880円の支払いに伴い880円分の無料利用料金がついてくるため、毎月1時間以上利用する方であれば問題がないですね。
15分単位でレンタルをすることが可能となります。
街への買い物や、お子さんの送り迎えなどで少ししか車を使用しない人にとっては短時間利用できる点でメリットがあります。
万が一の利用時の事故についても、利用料金の中に保険代が組み込まれている点も安心と言えるでしょう。
予約時間も利用開始1分前まで可能かつキャンセルも同様になります。
タイムズカーシェアの最も大きなメリットは、その利用可能エリアです。
全国各地、北は北海道から南は沖縄まで全てのエリアでカバーしており、いつでもどこでもレンタルができるという点は魅力の一つと言えます。
現在は2カ月無料きゃんぺーンを実施しているので、カーシェア利用を検討しているのであれば、まずは2カ月間試してみて判断することをオススメします。
2:カレコ カーシェアリングクラブ
CARECOはここ最近でステーション数を大幅に広げてきているカーシェアサービスとなります。
利用料金について見て行きましょう。
●月会費:980円/月(ベーシックプラン)
※但し、毎月の利用料金より980円分を割引のため実質無料(翌月への繰り越しは不可)
※学生プランの場合、毎月の基本料金(880円)が4年間無料です。(無料利用料金は無し)
●利用代金(ベーシックプラン)※ヴィッツ・ノート等
10分:150円
6時間プラン:4,280円
12時間プラン:5,700円
24時間プラン:7,300円
6時間以上利用の場合1㎞あたり18円
(2022年5月時点)
先ほどのタイムズカーシェアと比較して10分単位での料金が150円と安い設定になっています。
一方で12時間以上の利用の際は、タイムズカーシェアの方に軍配があがます。
タイムズカーシェアと比較した際のデメリットは、価格よりもステーションの数に違いがあります。
全国どこでも対応可能なタイムズと比較して、カレコの場合、下記のエリアにしか対応していません。
宮城県 /東京都 /神奈川県 /埼玉県 /千葉県 /静岡県 /愛知県 /大阪府 /京都府 /兵庫県 /岡山県 /広島県 /福岡県 /熊本県 /沖縄県
大都市を中心としたエリアではステーション数は増加傾向であるものの、全国から見るとまだまだ少ないのが最大のデメリットでしょうか。
その他の条件についてはタイムズと比して短時間でのコストパフォーマンスには非常に優れています。
利用料金や予約可能時間についてもタイムズ同様に利用時間までの予約が可能になります。
カード発行手数料もかからないため、純粋な月会費を利用料金に充当する形で割引ができる点では、カレコとタイムズでは利用料金に応じて決定することも選択肢になりえます。
3:オリックスカーシェア
オリックスと言えばレンタカーなどで知っている人も多いのではないでしょうか。
カレコと比較して大手ではるものの、ステーションの数ではタイムズカーシェアには大きな差があります。
デメリットとしては、オリックスカーシェアは予約時間分の料金が必ず徴収される点です。
一般的には利用時間に応じて自動的に料金が決まる仕組みが多いです。
しかしオリックスについては予約時間分の料金が徴収されてしまいます。
すなわち、予定より早く返却しようと思った際にはその都度予約変更をしなければなりません。
さて、気になる料金プランをみてみましょう。
●月会費:880円/月(個人Aプラン)無料(個人Bプラン)
※但し、毎月の利用料金より880円分を割引のため実質無料(翌月への繰り越しは不可)
※学生プランの場合、毎月の基本料金(880円)が5年間無料です。(無料利用料金は無し)
●利用代金(スタンダードクラス)※アクア・フィットシャトル等
15分:220円(個人Aプラン)340円(個人Bプラン)
6時間プラン:4,200円(個人Aプラン)6,200円(個人Bプラン)
12時間プラン:5,800円(個人Aプラン)8,400円(個人Bプラン)
24時間プラン:7,400円(個人Aプラン)10,800円(個人Bプラン)
時間に関わらず。1㎞あたり16円
(2022年5月時点)
タイムズカーシェア,カレコと比較しても大きな利用料金に差はなさそうです。
個人Bプランでは、月額料金が掛かりませんが、その分、利用料金が高くなってしまうので、利用する月、そうでない月などがある方などは状況に応じて契約するのがいいのではないでしょうか。
特筆して他のサービスと比して優れている点はないので、あくまでも選択肢の1つとして利用登録をしておくことがいいでしょう。
現在は月額基本料が2カ月無料かつ、1,760円分(2時間分)×2カ月分のキャンペーンを実施しています。
4:アースカー
料金を見て見ましょう。
●月会費:0円/月
●利用代金
15分:41.6円~(1000円~/6時間)
10㎞あたり150円~(10㎞まで無料)
(2022年5月時点)
上の表にある通り、アースカーは非常に安価なカーシェアサービスにになります。
他のカーシェアサービスと比較して、ステーション数が圧倒的に少ないです。
そのため皆さんの自宅などの近隣にアースカーがある場合はオススメします。
利用料金としては、シンプルな料金体系で、固定費は0円です。
まずは登録をしておくだけでも損がないサービスとなります。
アースカーの特徴としては高級車なども扱っているため、たまにはおしゃれな車に乗りたいでも1日も乗らないし・・・
という方のニーズを満たせるのではないかと思います。
5:カリテコ
カリテコは、今までのサービスと違い、名古屋近辺、東海エリアを中心とした名鉄協商パーキングを拠点にサービスを展開しているカーシェアサービスになります。
●月会費:1,045円/月(デラ乗りプラン)
※但し、毎月の利用料金より1,045円分割引のため実質無料
●利用代金(コンパクトクラス)※アクア・フィットシャトル等
15分:209円
6時間プラン:4,290円
12時間プラン:6,380円
24時間プラン:8,470円
6時間以上利用の場合1㎞あたり16円
(2022年5月時点)
東海エリアを中心としたサービスなので、該当する人は多くはないかもしれません。
何といっても固定費が全くかかりませんので、東海エリアで名鉄協商パーキングが近くにある方などは利用検討してみてはいかがでしょうか。
夜間プランなど多くのプランがあり、全体的に業界最安値になっているので、東海エリアでは有望サービスですね。
【結論】dカーシェアが非常に便利だった
ここまでで、5つのカーシェアサービスについて比較してきました。
結論、dカーシェアが最も利便性が高く、コストパフォーマンスに優れています。
上記のカーシェアを比較して皆さんもきっとこんな印象をお持ちなはずです。
カーシェアの利用登録するのが面倒くさい…
上記のカーシェアをいくつか登録をしましたが、現在はdカーシェア一本にしています。
その理由について見て行きましょう。
➀ 月額基本料金が”無料”
② ‟タイムズ・オリックス・カレコ・カリテコ・Hondaカーシェア”の全てが利用可能
③ 利用料金は各カーシェアの利用料金に準ずる
④ クーポンが不定期に届く(2時間無料クーポン・初めて割引等)
⑤ カード発行費用が0円で、自身のICカード、スマートIC(携帯登録済みの交通系ICカード)で利用可能
上記がdカーシェアの特徴となりますが、毎月必ず乗る人であるならまだしも、乗る月、乗らない月と個々人によって車の使用頻度は状況や時期によって大幅に変わってくるはずです。
そんな方々にとって一つづつカーシェアサービスに登録をする必要がない、使いたいときに周りにあるカーシェアサービスをすぐに利用できるという点は非常に大きなメリットです。
不定期ですが、何かしらクーポンが届くため、非常にお得なカーライフを楽しめています。
そしてもう一つ、カーシェアサービスのデメリットですが、利用したいと感じた時に、登録しているカーシェアサービスの予約が埋まっていることです。
そうなると、今から使用したいのに…
・登録完了を待って…
・ICカードが届くのをまって…
と負の連鎖が生じる訳です。
それらを包括して利用できるのがdカーシェアということなんです。
すなわち、色んなPlanを状況に合わせて利用できるので、非常に便利だというのがばれんのカーシェアライフの結論になります。
月額料金も無料・固定費も掛からない・使った分だけ利用料金がかかるのみです。
現在は登録するだけで1000円分の無料利用ポイントがついてきます。
なので、試しに利用してみたい方は他のカーシェアサービスを利用判断する前にdカーシェアを使ってから判断するべきでしょう。
使わなくなっても利用料金は一切かかりません。
加えてdポイントが利用料金に応じて貯まるシステムなので、dポイントユーザーにとっても朗報だといえます。
このdocomoが運営するカーシェアサービスですが、皆さんご存知、シェアエコの走りでもある、レンタルバイクを中心に運営がされており、安心感もあります。
皆さんのベストなカーシェアライフと、それに付随した固定費の削減の上澄みを更に投資に回しつつ、よりより生活を手に入れていきましょう。
本日もご覧頂きましてありがとうございました。