こんにちは。
FPのバレンです。
2022年に突入し、気持ち新たに新年の目標を立てた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、今回から、新たにFP資格取得を目指したい!と考えている皆さんにとって一応…FPであるばれんが勉強して気づいたつまづきポイントや、勉強のコツを発信していきたいと思います。
はやく解説してくれよ!
という言葉が聞こえてきたので早速本日は、FPの序章の序章であるライフプランニングの内容から見て行きたいと思います。
それではいってみましょー。
目次
第1章:FPっていったい何?
まずはここからですね。
FPとは、ファイナンシャルプランナーの略語であり、正式名称は、ファイナンシャルプランニング技能士のことを指します。
この資格は国家資格であり、”名称独占資格”となります。
FP試験に合格しなければ名乗ることができないというのが名称独占資格です。
皆さんも保険屋さんなどに行き、営業の方から名刺をいただいた経験もあるかと思いますが、そこに”ファイナンシャルプランナー”と書かれていたりしなかったでしょうか?
それは、資格は持ち合わせてはいない営業マンになります。
実は、FP資格を持っていなくともファイナンシャルプランナーというのは誰でも名乗れるのです。(ただ、書いてあるだけ笑)
知らない人からすると、なんでやねん!ってことになります。
ただ、重要なのは、FP資格をもっている人であれば、きちんと”ファイナンシャルプランニング技能士○級”と記載されているはずですので、是非、今後はチェックしてみてください。
では、FPの定義についてみていきたいと思います。
ファイナンシャルプランナーとは?
➀ファイナンシャルプランニングを行う人のこと
②お客さんの収入や、資産状況に関する情報収集を行いながら、金融・税制・不動産・受託ローン・保険・教育資金・年金制度などの幅広い知識を活用して、相談者の将来設計を達成できるようにサポートする専門家のこと
上記がFPの定義になります。
FP試験で問題を解く際に一番基礎となる内容なのでしっかりとイメージしておきましょう。
大切なことは、金融・税制・不動産・受託ローン・保険・教育資金・年金制度などの幅広い知識を元にプランニングを行うことから、包括的なプランニングを担うことこそがFPの役目なのです。
そしてお金のことを扱うFPの仕事柄最も大切なことは下記の2点です。
②顧客情報の守秘義務の厳守
第2章:FPにかかわる法律あれこれ
さぁ、次はFPがかかわる法律関係の話です。
よく試験にでてくるポイントです。
ここで、一番大切なことを先にお伝えします。
第3章:ライフイベント表・キャッシュフロー表・バランスシート
FPにとって基礎ともなる3つの表について見て行きましょう。
それが、ライフイベント表・キャッシュフロー表・バランスシートです。
1:ライフイベント表
まずは表を見たほうが早いと思うので、見て見ましょう。
ライフイベント表 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | ・・・ | |
年齢 | 夫 | 34歳 | 35歳 | 36歳 | 37歳~ |
妻 | 30歳 | 31歳 | 32歳 | 33歳~ | |
長男 | 4歳 | 5歳 | 6歳 | 7歳 | |
家族のイベント | 夫 | 昇進予定 | 昇給予定 | ||
妻 | 昇給予定 | ||||
長男 | 小学校入学 | ||||
イベント | 海外旅行 | 自家用車購入 | 国内旅行 | ||
費用 | 100万 | 200万 | 50万 |
これがライフイベント表です。
家族の年齢と共に、どんなイベントがあるのか?
どれくらいの費用が追加でかかるか?
などを未来を想像して記載していきます。
一度、気になる人は、ご自身の未来像をライフイベント表で作ってみることをオススメします。
まずは大雑把に未来像を見ることがお金のプランニングを行う上で重要になってきます。
なので、イベントとしては、教育(進学)や結婚、自動車購入や、住宅購入などをイメージしながら書くことがポイントになります。
2:キャッシュフロー表
次にキャッシュフロー表です。
その名も通り、キャッシュ(お金)のフロー(流れ)を把握するための表です。
FPさんと面談する際には必ずといっていいほどでてくる表なので基本といっていいでしょう。
日本FP協会HPより引用
上の表がキャッシュフロー表になります。
ライフイベント表にてイベントが見えるかできれば、次は各家族の収入と収支を一覧に纏めて行きます。
ライフプランを作成するためには、毎年どれくらいの収入があって、どのような項目(生活費・住宅費・教育費…)にどれくらい使われているかを見えるかする必要がある訳です。
では、これを何のために使うのか?
かが気になるところかと思います。
例えば、相談者から、いまよりも貯金を増やしたい!とか、保険の加入は必要なのか?とか、教育資金をどうためたらいいのか?など、相談をうける時に、具体的に提案をすることができる根拠になる訳です。
貯金を増やしたいという人であれば、今よりも支出を減らす必要があるとか、車の購入を5年に一度ではなく、10年に一度に変更してみましょう、投資をしつつ長期的な資産運用も検討しましょう。
など、具体的な提案を相談者の立場に立ってお伝えする上で非常に重要になるわけですね。
2:バランスシート
さて最後!
3つ目の表です。
いきなり、3つの表がでてきてわからん!
という人もいるかと思いますが、まずは見て行きましょう。
日本FP協会HPより引用
バランスシートは、その名の通り、家計のバランス(資産と負債)をみるシートです。
企業でも使われていますが、家計にも応用が利くシートなのです。
左側には、資産を記載し、右側にはローンなどを含めた負債を記載します。
ここでポイントなのでは、加入している保険や、保有している株式については、そのタイミングで解約した場合の金額を記載することです。
保険であれば、掛け捨て保険でなければ、”解約返戻金”がそれにあたります。(保険証券などに記載があります)
株式であればその日の金額を確認して記載します。
上の表のとおり、AからBを引いたものが純資産といいます。
純資産が少なければ、債務超過であるということになるので、家計の見直しが必要になってくると分かる訳です。
ということで、3つの表を見てきましたが、もう一度簡単におさらいしましょう。
2:キャッシュフロー表:実際のお金の動きを知る表(収入と支出を見える化する!)
3:バランスシート:資産と借金のバランスを見る表(今時点の家計の状況を見える化する!)
一つ一つの表の目的と使用イメージを持つことで、覚えなくとも十分試験対策に繋がりますので、安心して下さい!
そして、この表は今日から、今からすぐに皆さんの家庭でも活きる内容なので気になる方はFP協会のサイトなどでファイルをダウンロードして自身の家計状況や未来像を作ってみることをオススメします!
まとめ
ということで今回は、ライフプランニング編と題してFPとは何者か?
そしてFPに代表される3つの表について見てきました。
ここは試験に必ずでるポイントなので、まずは表を眺めてイメージしてみてください。
ちなみに、これらの表を作成する上で、最初につまずくポイントが6つの係数です。
ここは下記で解説していますので、是非、中々イメージできないという方は、覗いてみてください。
本日もありがとうござました!