【TOEICスピーキングテストー試験内容とは?試験問題は?-受験体験談-】

英語

こんにちはFPのバレンです。

本日はTOEICスピーキングテストの受験体験記をお伝えしたいと思います。

実際の受験体験談を踏まえて試験内容や試験問題、当日の会場の雰囲気等を具体的に綴ってみます。

 

目次

TOEICスピーキングテストって何?SWと違うの?

 

TOEICと聞くと一般的にはTOEICリスニング&リーディング(L&R)をイメージすると思いますが、2007年から新たにETSが開始した試験が、スピーキング&ライティングテストです。

L&Rとは異なり、試験では実際に英語をPCに向かって喋り、ライティングテストでは英語の文書を筆記する試験です。

現在、日本での受験者数は2‐3万人程度とL&Rと比較すると圧倒的に少ないんですね。

世界に目を向けると、韓国では既に非常に多くの人が受験しており、2011年時点では24万人が受験しているとの報告もあります。

試験自体も30分程度で終了する試験であるため、試験時間も試験内容もいわゆる実技試験という位置づけとなるでしょう。

スピーキングテスト受験のメリットは!?

L&Rの受験の際に、毎回手元資料にS&Wの受講案内が入っているのにお気づきになった方も多いのではないでしょうか?

私は、L&Rでは800点の点数を取得することができたものの、実際に英語を使う/喋ることができませんでした。。

英語の文書であればなんとなく読めば意味が分かりますが、いざ、実践となると何をどのように構成すればいいのかわからない。

喋れない。笑

勿論、L&Rの点数が800点以上あれば受験者の上位10%に入るレベルであるため、一般的には英語ができる人というイメージを持たれそうなもの。

ただ、実際はどうでしょう。

ただ、点数が少し良いだけの人になっており、英語を使う事ができない訳です。。

このままではなんか、もったいない。

せっかく頑張って勉強したのに!!

と、そこで受講することを決めました。

今回はスピーキングテストについてお伝えしたいと思いますが、受験の最大のメリットは、第三者に英語を使えるかどうかを提示できる公的な文書を持つことができることです。

最近ではスピーキングテストを入社時/転職時の補足資料として求める会社も増えてきています。

ただ、まだまだ受験者が圧倒的に少ない現状です。

すなわち、早く受験することが他の人達との差別化ができるチャンスであるとも考える。

また、何より実際に自分自身がどれくらい英語を喋れるのか。を第三者から評価してもらうことで今の英語レベルの立ち位置を知ることができることがメリットだと思います。

結論からお伝えしますが、バレンは200点中140の結果でしたね。

そう。

かなり中途半端な点数でした。(笑)

ただ、ある程度は質問に対しては片言でも答えられたとは思っていました。

点数としては思ったより、取れたといった方が近いかもしれません。

どんな問題がでる?試験内容は?

TOEICスピーキングテスト試験内容は?

スピーキングテストの試験内容は下記の内容です。

■TOEICスピーキングテスト試験内容■
➀音読問題:各問45秒:2問(準備時間45秒)
②写真描写問題:各問45秒(準備時間30秒):1問
③応答問題:各問15秒or30秒(準備時間なし):3問
④応答問題2:各問15秒or30秒(準備時間30秒):3問
⑤解決策の提案:各問60秒(準備時間30秒):1問
⑥意見を述べる問題:各問60秒(準備時間15秒):1問

試験内容としては、6つのパートに分かれていて、それぞれ0~3ないしは0~5の採点スケールで試験官に採点されるシステムになっています。

受験時間としては15分程度です。

試験の中ではかなり短いほうですよね?笑

それでは実際にどんな問題がでるか見て行きたいと思います。

音読問題2問出題。準備時間45秒の間に出題される60語前後の文章に目を通し、その文章を45秒でPCに吹き込む。ただ、ただ、音読するのみの問題です。

②写真描写問題これが非常に厄介です。下のような写真がPC画面に表示され、これを英語で描写しなさいという問題。30秒間で写真を眺めて、これを45秒間で描写します。これまた、日本語でも練習しないと難しい。

「女性がPCの前で悩んでいる写真」と答えればおそらく最低点ですね。(笑)

彼女がいる状況や、写真のどこに位置しているのか、後ろには何がおいてあって、この写真から何が想像できるのか?を伝えられれば、及第点です。

たしか、私の受験時には、3人の人が移っていたので、3人の人がいます。そのうちの1人はおそらく店長だと思う」と意味不明な推測をした記憶があります。

ただ、解答時間は45しかないので喋れる英語を口ずさむしかなかったですね。(笑)

応答問題身近な問題についてインタビューで答える設定で、自分に関する事柄や、身近なTOPIXについて3つ程質問を受けます。解答時間は15or30秒。

具体的な問題をみてみると、

「マーケティング会社が調査を行っており、食べ物や外食に関する内容についてインタビューを受けることを承諾したとします」
問題➀:好きな食べ物はなんですか?
問題②:どのくらいの頻度で外食をしますか?
問題③:あなたの町にある、いいレストランを紹介してください。

こんな感じで、3つの質問の答えを求められます。

バレンは、「休暇にあなたが行きたいオススメの場所はありますか?」と質問を受けましたが、必死にもがくもでてこず、「I like stay at home 」とまたもや、ヒッキーな自分を露呈させてしまいました。笑

ただ、相手に伝える/伝わることが大事ですので、皆さんは是非、自信をもって望んで頂きたいと思います(笑)

④応答問題2:提示された情報に基づく応答問題です。先程と異なり、事前に提示された資料(スケジュール等)を見て、設問に解答します。

③応答問題とは異なり実際に文章を読み取り、記載されている内容を元に解答を行うため、少しレベルが上がります。

⑤解決策の提案:留守番電話に残されたメッセージを聞いて、その内容を確認し、問題の解決策を提案する問題です。

実際に私の時にはこんな問題が出題されました。

「〇〇会社の〇〇です。最近、弊社従業員から隣の建設工事の音がうるさくてこまっています。オフィスをどうしたら快適になるか考えています。いいアドバイスください。」みたいなものです。

しるか!!と思いながらもどうしたら快適なオフィスになるかを提案しなければならない。

④の設問よりもグレードが上がります。

⑥意見を述べる問題:提示された問題に対して自分自身の意見を述べる問題です。

自由回答なだけに、非常に難しい印象です。

自分の意見とそう答えた理由など論理的に伝えることができれば高得点が目指せます。

試験会場の雰囲気は?

当日試験会場に行くと、50個位の椅子が並んでいました。

試験開始は、受験票に記載された時刻に集まった受験者の中で早く到着した順に受験が開始される流れ。

試験会場に到着すると、番号札が掛かれたパイプ椅子に座らされ、そして椅子の上にはテスト受講にあたっての注意事項が記載されています。

年齢層は40代から50代の年齢層が一番多かったですね。

受験開始時刻になると、受験結果表に印刷される顔写真を一人一人撮影することになります。
(事前に写真ではだめなのか?)

撮影が終わった順に、PCが置かれた受験室へ順次入室することになります。

受験開始!あっという間の15分!

受験会場にはPCが全部で20台位置いてあり、入室した順番で試験が開始されているため、既に英語で大きな声でPCに話しかけている受験者もいました。

自分のテーブルにつくとモニターの前に、ヘッドフォンがおいてあり、装着します。

そこで、音量のチェック等を行い、受験を開始します。

隣には順次受験者が座っていくため、ヘッドフォンを付けていても、隣の受験者の声が聞こえてきます。

仏の心で、自分のモニターにだけ集中することが大切です。笑

受験時間はあっというまの15分。

写真撮影までに15分くらい待機したので、本当に短かかったです。

まとめ

 

今回受験してみて思ったのは、受験者がまだまだ少なく認知率が低いと感じました。

実際に、スピーキング関連の参考書も特化したものは非常に少なく、勉強法にについては非常に戸惑いました。

ただ、第三者に見てもらえる評価指標としては、ETSが刊行しているため、安心感がありますし、そしてETSも新たな評価指標として力を入れ始めているため、早い段階で受験することで、恩恵を受けやすい?点数も獲得しやすいのでは?とも感じます。

L&Rで目標点数を取得できた暁には、スピーキングテストにもチャレンジしてみるのもいいかもしれないですね!