【インサイダー取引?株運用する上での重要ポイントをまとめてみた】

資産運用

みなさん、こんにちは。

FPのバレンです。

今週は、黒川検事長のニュースが流れてきましたね。

誰しもが過ちを犯してしまうリスクは勿論ありますが、知っていれば、リスクを犯さないような行動規範がきっとわかるはずですし、何より自分自身を守る上では重要なことだと思います。(上記のニュースはリスク云々の話ですがね…)

という事で、今日は、株式運用に伴う注意すべきポイントをまとめてみたいと思います。

株の違法取引と聞いて多くの方が知っているのはインサイダー取引だと思います。

インサイダー取引は会社の機密情報など、第三者が知りえない情報を用いて、この株が上がるだろう、下がるだろうと考え、株の売買を行うことを指します。

それ以外にも資産運用においては気を付けるべきポイントがありますので、見て行きたいと思います。

それではいってみましょー。

目次

■どんな種類のリスクがあるのか?

まずは、資産運用における気を付けるべき、主な違法行為について見て行きたいと思います。

■気をつけるべき違法行為■
➀インサイダー取引
②馴合売買
③仮装売買
④見せ板(見せ玉)
etc…

他にも、「仮名取引」といって投資家の素性を隠して行う取引や、本人以外の家族や友達などの名義を借りて行う行為や、株価に大きく影響を与えるような嘘や情報を発信する「風説の流布」なども禁止事項とされています。

SNSが発達した現在では、上記のようなことも、「自分がまさかそんなことを…」と思ったとしても、簡単に発信できるフィールドがあるばかりか、それがいとも簡単に拡散されてしまう世の中です。

なので、マネーリテラシーを高めるためにも、上記事項は投資を考える人であれば知っておくべきこといえるでしょう。

今日は上の4つについて詳しく見て行きたいと思います。

➀インサイダー取引

投資をしている方であれば、初心者から熟練者まで、何が重要か?と聞かれれば、皆さん「情報」と答えると思います。

事実、自社株の機密情報を知りえたタイミングで株を売買を行うと第三者が知らないタイミングで高騰株を掴める可能性がありますし、違法行為です。

実際に過去には逮捕者がでています。

これでは他の投資家にとって圧倒的不利な状況ですよね。

すなわち、公表前の機密情報などを知りえるような立場の人が、その情報を元に株の売買を禁止することを「インサイダー取引」といいます。

ちなみに「インサイダー取引」を行うと、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金(またはその両方)が課せられます。

加えて、これらの投資で得た財産は没収となり、かなり重い罰則がついてくることになります。

②馴合売買

次は「馴合売買」です。

これは、ある特定の銘柄に対して取引状況が活発であるように見せるために、知り合いや友人同士で、同じ価格で売買を繰り返したりする行為のことを指します。

示し合わせて大量の株を売買することを約束し、銘柄の取引状況が活発に見えるようにすることで、他の投資家に誤った判断を行わせる原因にもなりますし、投資家達の「活発な市場となっている株銘柄を購入したい」という気持ちを誘引することに繋がる訳です。

そのため、違法行為として禁止されています。

③仮装売買

続いては仮装売買です。

仮装売買は、馴合売買と若干にています。

仮装売買は、ある特定の銘柄に対して取引状況が活発であるように見せるために、同一人物が、同じ価格で売買を繰り返したりする行為のことを指します。

馴合売買は、知り合いや友人同士であったのに対して、仮装売買では、「同一人物」がそれを行っているという所がポイントです。

④見せ板(見せ玉)

見せ板(みせぎょく)ともいいますが、これは実際に取引する意思がないにも関わらず、大量の注文を出したり、取り消したりして、投資家達の取引を誘引する行為のことを指します。

個人投資家のペーペーのバレンでは足元には及びませんが、多くのお金を動かしている投資家の中で、意図的に多くの買い注文をしたり、意図的に多くの売り注文を見せかけとして行ったとします。

そうすると、「板」に約定前の注文数が表示されます。

となると株を買いたい人、株を売りたい人にとって、正しい株相場が判断できなくなってしまいます。

このことを「相場操縦」と呼びます

人気があると見せかけて株の相場を操縦する行為です。

せこい行為です。笑

■インターネットの情報はあてにしない

4つの違法行為について見てきました。

ちなみに②馴合売買③仮装売買④見せ板の違法行為を行った人は、10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、もしくはその両方が課せられます。売位によっては、3,000万円以下の罰金となる可能性もあります。

自分自身が加害者になることはなくとも、被害者になる可能性が十分はらんでいます。

冒頭にもお伝えしましたが、今は株の情報を含めてインターネットを開けばどんな情報でもGETできる時代です。

なんでも載っているネットは手軽な一方で、デマが非常に多いという事でもあります。(情報も古いです)

だからこそ、新聞や、専門誌など、確かな情報を自分自身で見定めて、自分ルールで情報収集を行っていくことが大事ですね。

但し、自分が知っている情報を掲示板に掲載することも注意が必要です。(しないとは思いますが…)

仮にその情報が嘘や、デマを掴まされていたとしたら「風説の流布」となり、立派な違法行為になってしまいます。

何事も恐れすぎはよくはありませんが、備えあれば憂いなしです。

常に「証券取引等監視委員会」なるものが目を光らせています。笑

■まとめ

これから株を始める方、大きな取引を今後目標としている方など、資産が増えて大口投資家になりたいと思っているバレンも含め、どんなリスクがあるのかを知っておくことが、1stステップです。

安心、安全に、たまには株の上下にあたふたしながら、資産運用を楽しんでいきましょう!

本日もご覧頂きましてありがとうございました!