こんにちは。
FPのバレンです。
今日は「インデックスファンド」「アクティブファンド」についてお話していきたいと思います。
先に結論!インデックス株の積み立てがいいと考えています。以上!
という訳にもいかないので、今日も皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
そもそも、投資信託やNISAなどを始めようとすると、まずどんな銘柄を選ぼうか。。
と悩みますよね。
銘柄を見てみると、〇〇インデックス型とか、〇〇アクティブ型とか日経〇〇とか、
横文字のオンパレード。
本日は、それぞれの違いやバレンの私見を踏まえてお伝えしていきます。
それではいってみましょー!
目次
■インデックスとアクティブとは何者か?
NISAやらiDeCoやらの商品選択の際に迷うこと。
それはどの商品を選ぶか。選べばいいのか。ということだと思います。
その中でも投資信託というのは、「投資のプロ」に投資の運用を任せるものであり、
自分自身で資産運用を行わなくともある程度、投資信託に任せておける安心感があります。
何より、運用配分をそれぞれの商品で見比べることで「ハイリスク、ハイリターン」にするのか「ローリスク、ローリターン」にするのかと自分自身の投資スタイルにあった商品ラインナップがあることも魅力の一つですね。
商品の中には海外の債券で運用する投信であったり、国内の株式で運用する投信であったりと様々あります。
その投資信託の運用のスタイルの中に、インデックス運用とアクティブ運用という2つがあるということです。
➀インデックスファンドについて
インデックスファンドとは、運用目標とされるベンチマークに連動した成果を目指す運用スタイルです。
わかりづらいので、もっとかみ砕きましょう。
例えば、「バレン日本株インデックス」という商品があったとします。
この投資信託は主に、日本の株式を中心にポートフォリオ(資産配分)を組んでいます。
その時に、この商品はどんな利益目標を立てるのよ!?となる訳ですね。
なので特定の目標となる指標に連動することを目標としよう!
ということで、ベンチマークを決めて、それと連動するように運用していくのがインデックスファンドとなります。
なので、日本株式が中心であれば、「日経平均株価」や「TOPIX」などの株式指標が目標値になります。
海外の商品であれば、例えばNASDAQのようなものが指標となってくるイメージです。
そのため、それぞれに連動するベンチマークにあった商品がピックアップされています。
日経平均株価であれば、日経平均株価にある225銘柄の中から選ぶなどですね。
②アクティブファンドについて
では、アクティブファンドはどうでしょうか。
名前の通り、アクティブとついているので、なんか意識高めな匂いがしてきますよね笑
インデックス運用では、それぞれのベンチマークにそった商品がピックアップされていたのに対して、
アクティブファンドでは、商品の銘柄をファンドマネージャーが選んだ有望株から構成されます。
すなわち、投資のプロ(人間)が選ぶのがアクティブ型の投資信託と言えるでしょう。
ファンドマネージャーの有望株が値上がりすれば、運用成績にも響いてきますし、いいこと尽くしです。
なので、アクティブファンドとは、ベンチマークされる指数を超える運用を目標とする商品となります。
銘柄は、インデックスファンドの時とは異なり、指数に連動しない銘柄からもピックアップされるわけですね。
実際に商品を見てみましょう。
■インデックスファンド
・ニッセイ日経225インデックスファンド
・ベンチマーク:日経平均株価
・銘柄:ファーストリテイリング・ソフトバンク・東京エレクトロンetc
■アクティブファンド
・ひふみ投信
・ベンチマーク:なし
・銘柄:協和エクシオ・東京センチュリー・INTUIT INC(アメリカ株)etc
上記のように、インデックスファンドとアクティブファンドではベンチマークや銘柄にも違いがあることがわかります。
インデックス型であれば、ベンチマーク(日経平均株価)に組み込まれている中から銘柄が選ばれていますし、アクティブ型であれば、ベンチマークがなく、ファンドマネージャーの銘柄選択によって海外株等も組み込まれていることもわかります。
ちなみに、これらの情報は、証券口座を開設されている方であれば、誰でもいつでも閲覧が可能です。
参考までに楽天証券での記載場所を見ておきましょう。
上の表の運用報告書・目論見書をクリックすると、詳細な情報がみれますので、気になる情報があれば、一度確認してみることをオススメします。
■インデックス型とアクティブ型の見分け方
さぁ、ここまでで、ある程度それぞれの特徴については理解できたと思います。
「じゃあ、早速、証券口座をみて銘柄をみてみよう!」
「ん?あれ?インデックスファンドはわかるけど、アクティブファンドってどこにあんのよ?」
基本的にインデックスファンドであれば、〇〇インデックスと書いてあるので分かりやすいかもしれませんが、アクティブファンドはあまり記載がされていません。
なので、見分け方としては、まず「インデックス」と記載されていない銘柄を除いて見て、目論見書を確認してみましょう。
目論見書の中に、「連動指数」というワードがあれば、そこに「指数を上回る運用をめざず」などど記載があるので、それがアクティブファンドとなる訳です。
ちなみに現在NISAでは15本程度だそうです。
商品自体はそこまで多くないので、暇なときにポチポチ確認して見たら勉強になりますよ。
➀結局、インデックスとアクティブどっちがいいのか?
結論、結局どっちがいいのよってところが気になりますよね。
アクティブファンドはベンチマークを上回る運用
インデックスファンドはベンチマークに連動する運用
でしたね。
となると、アクティブファンドの方が運用成績がよさそうにも見えますが、そうとも言い切れません。
なぜなら、あくまでベンチマークを上回る運用を目指しているだけであって、ベンチマークが下がれば、アクティブファンドであっても価格は下がりますよという意味でもある訳です。
そしてファンドマネージャーが厳選した銘柄だと聞くと、きっとアクティブファンドの方が優れている!とも思いがちですが、事実、アクティブファンドの運用成績をみると、ベンチマークを上回っている銘柄は一握りです。
ファンドマネージャーも人間ですので、未曾有の事態にはあらがえないことももちろんある訳です。
そして!ここも大事!
プロが銘柄を選定するため、手数料がインデックスファンドよりも高いです。
これらの情報をトータルするとバレンの私見では、株の初心者は、
「インデックスファンドでしっかり積立して、気になるアクティブファンドがあれば、余力で運用する」
がいいかなと思います。ただ、アクティブファンドは有望株が化ける可能性も勿論ある訳で、一概にだめとも言えませんが、
それぞれの特徴を考えるとバレンの私見は、上記の通りになっています。
ちなみに手数料の違いですが、アクティブファンドでは1%の手数料がかかるケースが多いです。
インデックスファンドはその5分の1程度なので、その違いも決定根拠ではあります。
1%と聞くとロボアドバイザーと同等の手数料です。
(前の記事「ロボアドバイザー投資について考えてみた」)
②投信選びで注意する手数料について
投資信託にかかる手数料についても補足しておこうと思います。
投資信託には3つの手数料があります。
➀購入時手数料
②運用管理費用
③信託財産留保額
ちなみに、上記の手数料もそれぞれの投資信託の欄に全て記載があります。
➀の購入手数料ですが、NISAの銘柄等では無料の者が多いですが、購入時だけにかかる手数料です。
(1%~3%程度と商品によって変わります)
そして②の運用管理費用ですが、これはどの商品でも必ずかかる手数料です。
投資信託を依頼している管理代ってところですね。
こちらも商品によって変わってきます。(0.1%~2%程度)
インデックスよりもアクティブファンドの方が高いと伝えたのはここですね。
最後の③信託財産留保額ですが、これは投信を解約する時にかかる手数料であり、脱退金ともいわれます。
0.3~0.4%程度ですが、取られないものもあります。
なのでこれらの手数料にも着目しながら商品選びをしていくことが重要です。
たかが、数%とはいえど、毎年続いていくと、塵積って奴です・。
■まとめ
さぁ、これで皆さんもインデックスファンドとアクティブファンドについて深い理解ができたのではないでしょうか?
今はNISAやiDeCoなど資産運用できるフィールドが広がっているばかりか、初心者でもすぐにスタートできる時代になっています。
これからの社会は資産運用が当たり前になっていきますし、皆さんそれぞれが正しい理解で正しい資産運用ができるようになれれば
立派な投資家です。
是非、将来に向けて一緒に資産運用頑張っていきましょう。