【NISA/つみたてNISAの違い・楽天証券での始め方をわかりやすく解説!】

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こんにちは。
脱サラを目指すFPのバレンです。

本日は、楽天証券でのNISA/つみたてNISAの始め方をお伝えしていきたいと思います!

え?NISA?って何ぞや?ってそこからお伝えしてきますね。

目次

■NISA/つみたてNISAって何ぞや!?

NISA(ニーサ)とは元々イギリスの制度にあった「ISA制度」(Individual Savings Account)にNipponの名称を加えた略語だそうです。

直訳すると、日本の個人貯蓄口座というところでしょうか。

「日本国民の貯蓄をもっと増やそうよ!」「君、そんな貯蓄少なくて大丈夫?!」「将来のためにお金貯めとかない!?」

という名目で作られた制度です。種類としては主に下記の制度があります。

■NISAの種類■
➀NISA(20歳以上)
②つみたてNISA(20歳以上)
③ジュニアNISA (0歳から19歳)

日本では2014年1月より新設された新しい制度で、➀,②は20歳以上の居住者(国内に住所を持っている人)が1人1口座だけ作ることができます。

「~だけ/のこり~」とか聞くと早めに申し込まなきゃ!と思いますよね!(笑)
メリット等は後述しますが、管理人の意見としては「早めに申し込んだ方がいい!が結論です。

申し込む場合は、年齢(ジュニアNISA)と種類(NISA or つみたてNISA)を選択して申し込むことになります。
なので、成人の方であればNISAか、つみたてNISAのどちらかを選択することになります。

ではそれぞれの違いについて簡単に見ていきましょ!

➀NISA

NISAは、年間120万円まで元本に対する利益や配当金が5年間非課税となる制度です。
非課税枠は、毎年120万円で最大600万円まで利用する事ができます。
5年後は、課税口座に移すこととなりますが、6年目の非課税枠も可能なので(ロールオーバー)最大10年間非課税にすることができます。(投資対象は、株式も投資信託もOK!)

簡単にいうと、で120万円分は税金は一切かかりません!5年間で600万円までの投資には税金とりません!
5年が終わっても、ちゃんと申請してくれれば、その5年後も税金とりません!ということです。

税金は基本的に利益がでれば、NISAでなければ20%もってかれるようになってます。なので、仮に100万円の利益がでたとしたら20万円も税金がとられるという事です。でもNISAを使うなら税金はかけませんよっ!ってことなのです。
なんとも良心的な制度ですね。

②つみたてNISA

つみたてNISAは、年間40万円まで20年間非課税となる制度です。(投資対象は投資信託のみ)
最大で800万円まで利用する事ができます。

こちらはわかりやすいですねロールオーバーもなく、純粋に20年間毎年40万円までは税金とりませんよって話です。

③ジュニアNISA

0歳から19歳までが対象です。非課税期間は「NISA」と同様ですが、年間の投資上限額は80万円とNISAと比較すると、やや少なめです。投資対象も株式や投資信託もOKですので、制度自体はNISAと同じです。ただ支払いについては18歳になるまでは払い出しができない形になっています。(災害時を除きます)

なるほどー。ふむふむ。
なんとなくわかったぞ!
NISAなら600万円分、つみたてNISAなら800万円分が税金取られないんだな!
それなら非課税額が多い、つみたてNISAにしよう!!

果たしてそれでいいでしょうか?
つみたてNISAとNISAには、投資対象が若干異なります。
もう少し詳しく見てきますね。

■投資対象の違い
➀NISA:株式・投資信託
②つみたてNISA:投資信託のみ

■NISA?つみたてNISA?どっちがいいの!?

 

制度の違いは分かったけど・・・結局、どっちがいいのよ!!

それは人ぞれぞれです(笑)

と言ってしまえば、このブログも終わってしまうので、もう少し詳しく見て行きましょう。

まずは、株式と投資信託の違いから入っていきましょう。

株式というのは、皆さんご存じ通り、〇〇会社が発行している証券です。(手形みたいなもの)

一方で、投資信託は、簡単に言うと【株のスペシャリスト】に株の運用を依頼する事です。

NISAでの運用は、自分自身で株式や投資信託を運用できる反面、まめな人でないと120万円分を投資する事は重労働です。働きながらなら尚更ですよね。勿論、NISAも投資信託は選択できるので、120万円分全て投資信託にする!という人もいるかもしれないですが、どちらが悪いってこともないです。ただ、大事なのはNISAとつみたてNISAの違いは投資対象が違うってところが肝です。

なので、俺は株をこまめに売り買いできる!、【株のスペシャリスト】(投資信託)よりも、自分の運用の方が優れている!!自信がある!!!という方はNISAを選択すべきと思います

一方で、つみたてNISAは投資対象が投資信託【株のスペシャリスト】にしか投資ができませんが、NISAと比べると圧倒的に楽です。年間40万円なので毎月3万ちょっとを気になる複数の銘柄を購入していくだけです。あとは全て専門家にお任せて運用して貰えます。(※厳密にいうと手数料なども取られることがありますが、そこまで気にする程でもないと思います)(0.1%程度が多い)なので、ある程度、最初に購入する銘柄を決めてしまえば、あとは、時間に身を任せて、育てていけるので、まめに買ったり、売ったりを繰り返す必要はありません。

ですので、つみたてNISAの場合は、いちいち管理ができないよ!会社員でNISAちょくちょくみれない!という人に向いている制度だと考えています。

■ここまでのポイント■
・NISAとつみたてNISAはどちらかしか選べない
・NISAは投資対象が広いがある程度管理ができる人向け
・つみたてNISAは投資信託限定なのである程度放っておける

どうでしょうか?
ある程度イメージして頂けたでしょうか?

冒頭にお伝えしましたが、このNISA制度は、
「日本国民の貯蓄をもっと増やそうよ!」「君、そんな貯蓄少なくて大丈夫?!」「将来のためにお金貯めとかない!?」という名目で作られた制度です。

そうです。将来のために貯蓄をすることを前提とした制度なので、普通の銀行預金とは違い、すぐに引き出していつでも使えるようにしておくものではありません。

人生には、3大資金といわれる住宅・教育・老後とお金がかかるタイミングがあるので、その時でも困らないように資産運用をしておくことが何より大切なのです!!

ちなみに、管理人は早く始めるなら「つみたてNISA」をオススメしています。
つみたてNISAは20年間の非課税期間があります。なので早く始めれば始める程、長期間非課税期間が使えるだけでなく、長い期間投資を行うことで「ドルコスト平均法」(リスク分散の投資方法)と呼ばれる、リスクを減らしながらの資産運用ができるのです。

例えば、新社会人になる人であれば、いきなり毎年120万円のNISAの軍資金を捻出することは正直難しいと思いますし、主婦の方であれば、旦那さんのお小遣いを減らして、NISA貯蓄に回すケースもあるかもしれません。(笑)

そう考えるとNISAと比べてもつみたてNISAであれば毎月3万程度で年間40万から始められるので、負担が少なく始めやすいです。

勿論、3万円もつみたてられないという方は、数千円から始めることもできます。
ただ、まだNISA口座をお持ちでない方は、いつでもNISAを運用できる状況だけは作っておくべきかと思います
(コロナで市場は緩んでいます、今はまさに初めどきです。私もこの時期から始めたかった・・)

ちなみに、NISAの制度を受けられる期間が元々は定められていた時期があり、当初は、つみたてNISAは2037年まで!と終了期限が決められていた時期がありました。しかし今は、いつ初めても20年非課税の恩恵を受けられます。ただ開始時期だけは規定があります。開始時期は2037年が最後です!

もう一度いいます。2037年が最後の年になります。

またいつ制度が変わるかもわからないので、これが早めに申し込んでおくことに越したことがないと考える理由です。

ゼロ金利が当たり前となった今、手元にあるお金をタンスにしまったり、銀行口座に預けていませんか?
銀行でもタンスでもお金をしまっていても、ほとんどお金は増えません。(預けてるのに!!)
だからこそ、自分自身で資産運用していかなければなりませんし、なにより今は、コロナの影響で株も投資信託も価格が下がっています。だからこそ、初め時だと思っています。

リスクは0ではないので、預けたとしても、資産が減ってしまう可能性もはらんでいます。
ただ株式市場や投資信託の市場は、いつまでも下がり続けることはありません。

下がれば、いつかあがります。やまない雨はないってやつですね。

過去のトレンドから見ても、歴史的にはずーっと価格は上がり続けているのです。

信じるか信じないかはあなた次第ですが、この機会に興味を持つことから初めてみてはいかがでしょうか?

■楽天証券での始め方 どうしたらいいの?

よし!制度も、どちらの制度にしようかも決めた!!

ん?じゃあまず何したらいいんだ?!

あると思います。(笑)

まず、NISA制度を利用するためには、証券口座を開設する必要あります。

株や投資信託といった、金融資産を運用するためには、それを専門にした証券口座を作らないと取引ができないので、まずは証券口座を作る必要があります。

すごいざっくり言うと、「お金は銀行口座」「株・投資信託は証券口座」って覚えておけばOKです。

ちなみに、管理人は楽天Loverなので、楽天証券を使っているので楽天証券で始め方を解説していきます!


出典:楽天証券HP

楽天のHPを見てみると上記のように、NISA口座の申込画面がありますのでそちらをクリックして進めていきましょう。

基本的にはオンラインで申請が完了します。楽天会員の人であれば、楽天IDを入力して進めましょう。

出典:楽天証券HP

勧めていくと➀特定口座開設する・源泉徴収あり②特定口座開設する・源泉徴収なし③特定口座開設しない・源泉徴収なしの3パターンがでてきます。基本的には➀の特定口座開設する・源泉徴収ありを選択して下さい。さもないと確定申告等で後々大変になりますので➀を選択しましょう。

特定口座というのは、確定申告になれていない会社員や主婦などもいるので、確定申告を不要ないしは簡単できるように1金融機関に1つだけ作ることができる制度です。源泉徴収ありというのは、普通は自分自身で税額などを計算するところを、全て証券会社の方で行ってくれることを指します。漢字わかりづらいですよね(笑)FP試験でもよくテストにでてくるポイントです!

上の選択を通過した後は、NISAの種類を選びましょう!
詳細はお伝えした通りなので、ご自身でつみたてかNISAか選ぶだけです。
(銀行の選択もあります。楽天銀行だとポイントがたまりやすいのでお持ちの方は楽天銀行で統一しましょう!)

それを終えると、今度は、iDeco・FX・信用取引とでてきますが、ここは後で変えられるので基本はスルーでOKす。

これでほぼ完了です。簡単でしょう?

あとは後程IDが郵送されてくるのでマイナンバーを入力すれば基盤が整います。(必要に応じて会社名なども入力します)

今行った作業は、➀証券会社で証券口座(特定口座)を作る+②NISA口座も含まれる です。

あとは口座が後日使えるようになれば、証券口座へお金を振り込み、商品を購入していく流れになります。

どのように商品を選んでいけばいいのか?はまた後日お伝えしていきたいと思います。話長くなっちゃうので・・・

■NISAのデメリットはないのか?!

ここまで、NISAのメリットを含めてお伝えしてきました。

じゃあ、デメリットはないんか?!という話になりますね。

デメリットもあります。

結論から言えば、相場があれたりした際に、投資金額を下回る可能性を秘めていること。引き出すタイミングによっては損をする可能性があります。

そして、NISA制度は、損益通算ができないことが最大のデメリットです。

ん?損益通算?なんじゃそりゃ?

簡単にいうと、「もし、金融資産がマイナスになったら、その分、金を減らしてあげれますよっ!」という制度です。

ただ、ただ、NISAのメリットは、非課税であるということも忘れていはいけません。

NISA口座ではない証券口座で同様の株の売買や投資信託の売買を行うと、20%程度の税金が利益に対してかかります。
なので、投資をしている時点でほぼほぼ20%の恩恵は受けているという事になります。(ここは大きいですよね)

そして金融資産がマイナスになったら、、、という不安ですが、そうならないように、コツコツと積立をすることが最大の防御になります。なので、デメリットではありますが、メリットとの天秤で、どちらがいいかを選択することが重要ですね。

この天秤にかける作業は年齢等によっても影響をうけると思いますが、長くなってしまうので、今後のブログでお伝えしていきたいと思います。

今日は、NISAのメリット・デメリット、楽天証券でのNISAの始め方を含めてお伝えしてきました!

早い・安い・うまいではないですが、この制度がなくならないうちに、まずは環境を整えて、きたるべく未来の蓄えを検討してみてはいかがでしょうか?

本日もブログを見て頂きましてありがとうございました!