英語の会議が終わったあと、「今日も一言も話せなかった……」と落ち込んだことはありませんか?
私は何度もあります。
発言したい気持ちはあるのに、相手の英語を聞き取るだけで精一杯。ようやく言いたいことを考えた頃には、話題が次へ進んでしまうのです。
30代になって仕事で英語が必要になった人にとって、会議は英語力だけでなく、その場で考えを整理して伝える力まで求められる難しい場面です。
でも、最初から流暢に話せる必要はありません。
議題が分かるなら準備する。分からなければ確認する。会議後は復習する。
この3つだけでも、次の会議への向き合い方は変わります。
この記事では、英語会議で発言できなかった私の経験をもとに、事前準備の仕方、よく使う英語フレーズ、議題が読めない会議への対処法、忙しい社会人向けの練習法を紹介します。
英語会議で発言できないのは、英語力だけが原因ではない

私が感じた壁は大きく3つ。
①相手の話を理解することに集中しすぎる
②意見を日本語で考えてから英訳する間にタイミングを逃す
③間違いを恐れて話し始められない
ということです。
たとえTOEICである程度の点数を取っていても、聞いた内容にその場で反応するのは別のスキル。
だから「もっと英語ができるようになってから発言しよう」と待つだけでは、会議で話す経験を積みにくくなります。
議題が分かる英語会議は、事前準備で発言しやすくなる

会議前に確認したい3つのこと
- 何を伝えたいか?
- どんな質問が来そうか?
- 相手が気にする点は何か?
ビジネスの会議には、進捗共有、課題相談、意思決定などの目的があることが多いもの。
事前にアジェンダが分かっていれば、当日のすべての英語を予測する必要はありません。自分が伝えること・聞かれそうなこと・相手が気にすることをそれぞれ1〜3個、メモしておくだけでも助けになります。
準備① 自分が伝えたいことを一文にする
例えば「進捗は予定通りです」「現場からこんな課題が出ています」「次回までに案を整理します」。
まず日本語で結論を決め、短い英語にします。
長い説明より、結論→理由→次のアクションの順で準備すると伝わりやすくなります。
準備② どんな質問が来るか予測する
| 想定される質問 | 事前に用意する表現 |
|---|---|
| 進捗はどうですか? | We’re currently on track.(現在、予定どおり進んでいます) |
| 課題はありますか? | One challenge we’re facing is …(直面している課題の一つは…) |
| なぜその方法ですか? | The main reason is …(主な理由は…) |
| 次は何をしますか? | Our next step is to …(次のステップは…) |
| いつまでに終わりますか? | We’re aiming to complete it by Friday.(金曜日までの完了を目指しています) |
準備③ 相手が気にしそうな点を考える
相手が上司なら判断材料やリスク、海外チームなら日本側の事情や期限、他部署なら役割分担が気になるかもしれません。
「この点は聞かれそう」と想像するだけで、回答の準備ができます。
予想外の質問が来ても、準備した情報を組み合わせて答えやすくなります。
英語会議でよく使うフレーズ15選【場面別】
まずは全部覚えようとせず、自分が次の会議で使いそうな3つを選んでみてください。
| 場面 | 英語フレーズ | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 発言する | Can I add something? | 少し補足してもいいですか? |
| 質問する | Can I ask a quick question? | 一つ簡単に質問してもいいですか? |
| 意見を言う | From my perspective, … | 私の立場からすると… |
| 賛成する | I agree with that point. | その点に賛成です。 |
| 補足する | Just to add to that, … | その点に補足すると… |
| 懸念を示す | One concern I have is … | 私が懸念しているのは… |
| 進捗を伝える | We’re on track. | 予定どおり進んでいます。 |
| 聞き返す | Could you say that again? | もう一度言っていただけますか? |
| 速度を落としてもらう | Could you speak a little more slowly? | もう少しゆっくり話していただけますか? |
| 意味を聞く | What do you mean by …? | …とはどういう意味ですか? |
| 理解を確認する | So, if I understand correctly, … | つまり、私の理解が正しければ… |
| 認識を確かめる | Is that correct? | その理解で合っていますか? |
| 考える時間を作る | Let me think for a moment. | 少し考えさせてください。 |
| 次の行動を確認 | What are the next steps? | 次に何をすればよいですか? |
| 録音の許可を求める | Would it be okay if I recorded this meeting for my own review? | 復習のために会議を録音してもよいですか? |
ちなみに Does that make sense? は、自分の説明が相手に伝わったかを確認する表現です。
相手の発言を自分が正しく理解したか確認したいときは、So, if I understand correctly, … Is that correct? の方が意図を明確に伝えられます。
議題が分からない会議でも、焦らなくて大丈夫
アジェンダが曖昧だったり、話題が急に変わったりする会議もあります。
そんなときは「全部聞き取らなければ」と自分を追い込むより、分からないことを確認する行動を準備しておきましょう。
その場で理解を確認する
例えば Let me make sure I understand. Are we saying that the deadline will move to next week?(確認させてください。
締め切りが来週に変わるという理解で合っていますか?)。
聞き取れた部分を自分の言葉で言い直すだけでも、認識のずれを減らせます。
録音や議事録を復習に使う
録音が可能なら、参加者の同意を得て、会社のルールや機密情報の扱いを確認したうえで活用しましょう。
録音できない場合は、議事録や会議後の要点メールを頼る方法もあります。
無断録音や、許可のない外部サービスへの音声アップロードは避けてください。
聞き取れなかった単語、議論の背景、使えそうな表現を会議後に3つだけ振り返る。
次回また同じテーマが出てきたとき、以前より理解しやすくなるはずです。
日常英会話とは違う。ビジネス英語はテーマを絞って復習できる
日常会話は話題が広がりやすい一方、仕事では自分の担当業務やプロジェクトに関係する用語・質問が繰り返し登場します。
だからこそ、一般的な英単語を片っ端から覚えるだけでなく、実際の会議で聞き取れなかった表現を自分専用の教材にすることが効果的です。
例えば「進捗」「課題」「優先順位」「次のステップ」といった表現を、実際の業務の一文にして声に出す。知っている単語を、会議で使える英語へ変えていきます。
とっさに英語が出ない人へ:瞬間英作文
会議で意見はあるのに英語が出ない人には、短い日本語を見てすぐ英文にする「瞬間英作文」が練習の一つになります。
大切なのは難しい英文を作ることより、知っている文法で短く伝えること。
例えば「私はその案に賛成です」→ I agree with that idea.、「一つ懸念があります」→ I have one concern.
会議で使う表現を短く繰り返すと、話し始めるハードルを下げる助けになります。
教材候補:『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』。まずは教材の形式や音声の有無を確認し、自分に合うものを選びましょう。購入リンクは商品ページとアフィリエイト条件を確認してから追加します。
聞いた内容を自分の言葉で再現する:リプロダクショントレーニング
もう一つ、私が取り組んでいるのがリプロダクショントレーニングです。
英語の音声を聞いて意味を捉え、その内容を口頭で再現します。単なる聞き流しではなく、理解した内容を英語として取り出す練習です。
最初から長い英文を完璧に再現しなくても大丈夫。短い一文を聞く→止める→言ってみる→スクリプトで確認する、という順で進められます。
会議の内容を自分の言葉で確認する練習とも相性がよいと感じています。
教材候補:『リプロダクショントレーニング』。私自身も使っている教材として、取り組み方と難しかった点を具体的に紹介するのがよいでしょう。商品リンクは対象書籍の版とアフィリエイトURLを確認後に追加します。
瞬間英作文とリプロダクション、どちらから始める?

| 今の悩み | まず試す練習 | 理由 |
|---|---|---|
| 言いたいことが英語にならない | 瞬間英作文 | 短い英文を素早く作る練習になる |
| 聞き取った内容を説明し直せない | リプロダクション | 聞いた英語を理解して再現する練習になる |
| 両方に困っている | 短い瞬間英作文+短文のリプロダクション | 負担を抑えて両方の力を練習できる |
どちらも万能ではありません。
会議で話すには、実際の会議で質問・確認・発言する経験も必要です。教材はその準備を助ける道具として活用しましょう。
忙しい30代向け:1日15分の英語会議対策
- 朝5分:次の会議で使いたい一文を瞬間英作文で練習する
- 移動中や休憩時間の5分:短い英語音声を聞き、内容を再現する
- 夜5分:今日の会議で聞き取れなかった表現を振り返り、明日使う一文を作る
これは忙しい読者向けのモデルプランです。
私はシャドーイングやChatGPTでの会話練習も取り入れ、Studyplusで学習時間を記録することで継続のモチベーションにつなげています。
毎日15分できなくても、会議の前後に数分だけ取り組むところから始めてみてください。
よくある質問
Q. 英語を聞き取れないのに発言してもいい?
もちろん、内容を理解できていないまま賛成するのは避けたいですが、聞き返したり理解を確認したりすること自体が大切な参加です。まずは Could you clarify that point?(その点を説明していただけますか?)からでも構いません。
Q. 会議で間違った英語を話したらどうする?
伝わらなければ、短い表現に言い換えたり、チャットで補足したりできます。大事な数字・期限・意思決定は、必ず相手と認識を合わせましょう。
Q. 録音が認められない場合は?
会議中に要点をメモし、終了前に Let me summarize the action items.(対応事項をまとめさせてください)と確認する方法があります。必要なら会議後に議事録の共有を依頼しましょう。
まとめ|英語が完璧になる前に、まず一言チャレンジ
英語会議で発言できないと、自分の英語力に自信をなくしてしまいます。でも、準備できる会議なら質問や意見を予測する。分からない会議なら聞き返し、理解を確認する。終わったら次に使う表現を復習する。その繰り返しが、次の発言につながります。
次の会議では「Can I ask a quick question?」を一度使う。 それだけでも立派な一歩。恐れずチャレンジしていきましょう。
※この記事は筆者の英語学習・業務経験に基づく内容です。教材の購入リンクを追加する際は広告・PRであることを明示します。

